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★Accessシステムネットワークでの活用、堅牢化
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 Accessはスタンドアロン(1台での使用)を前提としたソフトです。そのため1台で使用していたときは問題なくとも、ネットワークで使用しようとするとトラブルがでることが多いものです。

 Accessもバージョンが2000になってから、ネットワーク対応の機能がついてきて、うまく作れば、使用する環境(同時に何人接続し、入力、更新などを頻繁に行うかなど)、データ数などにより、Accessだけのデータエンジンでトラブルが出ないことも少なくありません。

 しかし基本的には、ネットワーク使用ではAccessはもろいシステムと言われています。それは大切なデータが壊れてしまうことを意味します。完全に使用できなくなったり、厄介なのは、集計結果の計算があわないような現象がでます。気づかなければ間違ったまま運用することになります。Accessの破損に限らずWindowsではコンピュータが計算間違い?することはままあることです。

 そのため最近のご相談では同時アクセス数増加の対応や、データ自体の堅牢性を増強するためにMSDEや、SQL-Serveなどにアップグレードしたいという相談がどんどん増えています。

 そういった案件のシステムを分析してみると、

●テーブル自体が無駄に長い(正規化されていない。)

●必要ない部分で、一度に大量のデータを呼んでしまう。

●同時に新規データ追加する場合、または同じデータの更新をする場合の適切な排他処理、トランザクション処理がなされていない。

●トラブルを防ぐために起動時にデータを一度取り込んで、終了時に戻すといった処理を施しているため、本当の意味でのC/S型のリアルタイム連動がされていない。

●また締め処理など全体のデータを一度に処理するような機能は、クライアント側で処理させると、大量のデータがネットワーク上に流れ、ネットワーク自体が調子悪くなる可能性があります。そのため大量処理はサーバー内だけで処理させるプログラム(ストアドプロシージャ)を置くことも必要になってきます。

 以上のように安定化、堅牢性を目的としたアップグレードをするために、その使用状況、将来展望により改良作業すべき内容が全然変わってきます。へたをすると画面はそのままでも中身を全部作りなおさなければならないようなシステムもあれば、そのままいけるシステムもあります。

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