Accessベースの販売管理システムの導入サポートとAccess顧客情報管理連携・拡張サポート
多くの商品の通信販売業では、実務作業はけっこうな数をこなさなければなりません。そして新規顧客獲得も当然重要ですが、やはり2度3度と購入してくれるリピータを増やすことが厳しい競争時代に最も重要なことなります。そのためには、販売管理システムによる業務効率化と、それに連動する顧客情報管理機能強化への拡張のお手伝いをしました。
【ご相談前のお悩み・現状】
・売上伝票、納品書、送付状、振替用紙などは手書き。
・売上・粗利は電卓での集計。
・顧客情報管理DBは存在していたが、宛名ラベル発行程度で購買履歴
などの情報管理なし。
・手書きによる作業負担大とミス。人員を増やせばコストアップ。
・販売・経営情報の把握の遅れ。
・個別の顧客情報がよく把握できない。
(優良顧客なのか、ブラック顧客なのか。)
・電話応対時の顧客対応の遅れ。
・ポイントなど他社がどんどん導入しつつある顧客サービスの導入ができ
ない。
【サポートの流れ】
このクライアントとはかなり長い付き合いで、ユーザーの活用度に合わせての段階的導入がうまくいきました。
最初は、某事務機器メーカーに今はどこにも見当たらなくなってしまったロータス社のDBソフトにて、顧客DBを構築してもらっていました。しかし顧客の基本情報だけに限っても、この顧客データベースでは名簿管理程度で管理したいことに限界があり、それ以上の拡張はこの事務機器販売会社では対応できないということで、弊社に相談となりました。とはいえ、その時点においても、大した追加要望でも無かったので簡易にAccessにて再構築し、データを完全に引継ぎご提供しました。
その簡易な顧客データベースも、このクライアントにとっては生命線。隔月の情報誌の送付などでフル活用され、売上を確実に伸ばしてゆきます。
次の段階として、業務効率アップのための販売管理システムの導入です。当然、販売管理システム内にも顧客管理があり、既存の顧客管理システムと別々で運用するような非効率なことはできません。しかしながら市販の販売管理ソフトでは、その会社が最も活用したい形の顧客情報管理の実現は大変難しいのが現状です。
販売管理と顧客管理の連携を実現するために、このクライアントには、SystemWatanabeさんのAcceess販売管理システムを購入してもらいました。このシステムならAccessがベースで、購入すればカスタマイズが可能。その価格も一般な市販ソフトと比較すれば破格で、汎用的な機能はほぼ網羅されています。ただしユーザー側でのカスタマイズはその内容度合いによりAccessの専門知識が必須です。
そのような流れにて、既存の顧客管理をさらにパワーアップしてこのAccess販売管理システムと連携させることができました。
【導入後】
顧客情報と販売管理を完全合体することにより、事務処理の効率化とともにそれらのすべての情報を経営情報のリアルタイム化、問い合わせへの素早い対応など顧客満足の向上、マーケティングへの応用など、トータルで見てかなり戦略的に構築できたと言えるでしょう。
業務運用事情に合わせカスタマイズしていったため、100%を無理にシステムに乗せるのではなく、佐川急便のe飛伝など、日々ブラッシュアップしてゆく外部ソフトで利用するためのCSVデータ生成や、事情により手書きで管理するのがベストな業務のための帳票印刷出力など、最も効率よくわかりやすい方法での運用が可能になった。その結果、スムーズに大量の商品発送、情報発信、事務処理などが、業績を向上させながらも人員を増やさず実現可能となりました。
【構築内容 販売管理システムカスタマイズと顧客管理機能増強】
販売管理システムへの追加カスタマイズ
・日々処理リスト(発送・各種帳票発行)
・入金管理(コンビニ・代引き・クレジットなど)
・帳票印刷
・外部ソフトとの連携 コンビニ振込み用紙、佐川伝票e-飛伝
・日々の売上・利益
・ポイント管理
・顧客情報管理項目強化
・条件検索強化によるリスト表示から宛名ラベル、CSVデータ出力
2011年3月4日 |